タイでのセンシンレン

2020年初頭から新型コロナウイルスが全世界に流行しはじめて以降タイ国内では「センシンレン」が改めて注目される事となりました。
タイでは元々古くからセンシンレンが日常的に風邪や病気の予防薬や治療薬として使用されてきた歴史があり、タイではセンシンレンのことを「ファータラーイチョーン」と呼んでいます。
そのセンシンレンが新型コロナウイルスが流行したタイで新型コロナウイルスにも効果があるのではと話題になったことで、販売制限がかかるほど売れたそうです。

古くからタイでは風邪といったらセンシンレンを利用するという風に一般市民に愛用されており、例えば風邪をひいて公立病院へいくと病院ではセンシンレンが調合されたカプセルが処方されるそうです。
タイの伝統医療ではもともと解熱剤、解毒剤(蛇等の)、下痢止め、赤痢の薬として扱われてきたそうで、現代においても殺菌、抗菌、抗炎、抗ウィルス作用があると研究結果で知られてきました。
これらの作用によってセンシンレンには免疫力を高め、風邪、喉の痛み、気管支炎、呼吸器系の感染症、筋肉痛、大腸炎などにも効果が期待できるとタイ国内でも徐々に広まっているそうです。

そんな中でタイではセンシンレンが新型コロナウイルスにいいと評判になり品薄になった経緯がありますが、実際のところ新型コロナウイルスの治療薬としては実証されておりません。
但し、タイ式伝統医療・代替医療局は、無症状、軽症患者に対し重症化を防ぐ効果があるとの研究結果を公表した。
センシンレンを投与しない新型コロナ感染者526人のうち肺炎などを起こし重症化したのが77人(13.64%)。
一方、センシンレンを投与した患者309人のうち重症化したのはわずか3人(0.97%)でほとんどが副作用なしに回復したといわれております。
勿論全てこの情報が正しいとは思えませんが、なんらかの影響があるのは間違いなさそうですね。

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